怪盗安楽椅子探偵


安楽椅子探偵と忘却の岬』ですが……、四半期決算に忙殺されて、それどころではありませんでした↓
 日曜日はゆっくり観ることができたのですが、月・火は残業で、まず解答を書く時間がない!


 今日やっと締め終わったので、このブログに考えた記録だけでも残しておきたいと思います。


念のため、ここよりストーリーのネタばれあります。


 まず、一番分かりやすいので消去法で絞ることにしました。
 ということで、気が付いただけの条件を挙げてみます。


第一の事件:脅迫
【第一の事件における犯人の条件】
1.花の群生地を知っている
2.卓也の部屋の場所を知っている
3.2階にあがることができる


第二の事件:カメラマン殺害
【第二の事件における犯人の条件】
 まず、第二の事件の不審点として、所持品のカメラがない、携帯の電源が切れていた、携帯がつながらないのに110番している、が挙げられます。


 そこで、殺害前のカメラマンの行動を想像してみました。
〜カメラマンの行動〜
17:30 指名手配犯の潮野卓也を発見、カメラに撮り、その場で110番をする。
    ※このときすでに携帯がつながらないことを知ってはいたが、焦っていたと結論付ける。
    ※また、すれ違っただけで卓也が指名手配犯人と分かったのは、そもそも海馬地区にきた目的が、過去の潮野父殺人事件の取材であったためだと考えられる。
17:45 固定電話を借りる、又は脅迫をするため宗谷邸へ到着。
18:00- 死ぬ -_-


 次に、それに続く犯人の行動を想像してみました。


〜犯人の行動〜
18:00- 殺害。物置小屋へ死体を隠す。場所は引き戸の奥の椅子の上。
     音が漏れることを恐れ、携帯電話の電源を消す。カメラは盗む。
深夜   アリバイ工作のため、死後硬直をした死体を車椅子に乗せ、自分はカメラマンの靴を履き、忘却の座へ移動する。
     忘却の座へ死体を座らせ、靴を履き替える。
     帰りはぬかるみを避ける。


 この一連の行動を裏付けるのに見つけた証拠は以下のとおりです。
1.引き戸の向こうの椅子に座らせた
 ……使用人が引き戸の向こうの椅子の上に置いたはずのクリアケース2箱が、ガラスケースの上に置いてある。
   白い布が被せられているが高さを測るとクリアケースである可能性が高い。
2.携帯電話の電源が切れている
 ……所持品調査の際、宗谷社長が電源を入れている。
3.死体を車椅子に乗せ、岬へ行く
 ……当日、岬へ行った最後の人間であるはずの卓也の靴跡を、車椅子の轍が踏んでいる。
4.カメラマンの靴を履いた
 ……ぬかるみには、車椅子&家政婦、カメラマン、卓也&真紀以外の靴跡がない。


以上のことより、推測される犯人の条件は…
【第二の事件における犯人の条件】
1.18:00-17:00の間のアリバイを主張している
2.カメラマンの携帯電話の着信音を聞いている
3.車椅子を押すことができる
4.クリアケースに布をかけなおせるだけの背丈がある(?)


以上、第一、第二の犯行の犯人の条件に当てはまる人物は家政婦と運転手の二人。
家政婦が犯人だった場合、庭には運転手がおり、死体を隠すことができない。
よって、犯行を行えたのは、庭にいたと主張している運転手である。


運転手(名前憶えとけよ)がハンニン!!


その他、引っ掛かるところは多々。
まず、1.カメラを盗んだと思われること。⇒卓也の写真が漏れることを恐れたから?
2.携帯を捨てたり盗んだりしないで電源を切っただけなのはなぜ?
3.冷蔵庫には何が入っているんだ。⇒宗谷妻の安定剤?

あと、時間の問題も。
本当は2007年ではなく2008年なのでは? という…。


そう感じる理由として、
1.海馬地区で地震があったとされる時間に、そのような動きがない。
2.TVから流れる演歌歌手の歌が、2007年に流行ったものではない。
3.TVから北京オリンピックにまつわるアナウンスが流れてる。
など。
しかし、1.は宗谷邸が最近、最新の技術でリフォームされたというエピソードがあるので、単純に地震の影響を受けなかったと考えることができます。
2.は、それだけで2008年と結論付けるには浅いかな、と。
3.は、2と同様。

ということで、あんまりしっくりこないからその問題は捨てました。
2007年と2008年が交互になっている? という案もあったのですが(なにしろ某先生っぽいし)、どうにも無理そうなので断念。


あと、実は潮野卓也が犯人説。
これまた某先生っぽい! (「思いだせ」って、あんた、これは某小説で!!?)と…。

しかし、こちらもちょっと考えただけで無理そうだったので、断念。面白いけど。


ということで、なんか……無難な感じがするけれど、解決編を楽しみにまっていますv