万城目作品

ミステリ、ではないと思うのですが、カテゴリがなかったもので。
プリンセス・トヨトミ』の公開が近いということで、以前から気になっていた万城目学作品を読むことに。
まずは『鴨川ホルモー』。

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

もともと京都が大好きなので、京都満開! な内容にはとても満足。
鴨川デルタ、素敵ですよね。
常々、東京にああいった川が流れていれば良いのに、と思います。
私は毎日神田橋を渡るのですが、流れる川は汚く、見上げれば首都高というシチュエーションです。
京都の市街地を流れているのに、どうして鴨川はあんなにも綺麗なのでしょうか。


さて、ホルモー。
そのネーミングからなかなか食指が動かなかった作品です。
ハズレだったらどうしよう、と思ったのですね。
しかぁし。
その内容は大学のサークルを舞台とした青春小説なのでした!
そう。途中までは。
中盤から独自の路線を突き進んでいくのが万城目作品の魅力なのですね。
エンターテイメント作品として、純粋に楽しめました。
文体も面白いです。
最近、無双シリーズに凝っているので、呂布とか諸葛孔明とかいう語が出てきて、くらっとしてしまいましたw
言い回しが冴えております。


読み終わった後、すぐにDVDを借りて参りました。

鴨川ホルモー [DVD]

鴨川ホルモー [DVD]

「あるものは、あるのである」ものがどんなことになっているのか気になりまして。
なかなかかっちょ良く映像化されていましたね!
私もホルモーをやってみたい! と思いました^^
後半、小説と全く違う展開になるのですがそれはそれで良いと思いましたが、
ちょっと京都観光案内、みたくなっているのには興ざめしました。
安倍役の山田孝之さんは上手い! と思いましたが原作以上に安倍がヤな奴に思えました。。。
脚本のせいかな?