* 『姑獲鳥の夏』を観にいった
今日は父上のバースデーでした。
でも特に何もせず……。
今日誕生日だね! って言ってあげましたけど。
先日、首からさげるストラップあげたから良いよねー、と言い訳てみる。
と、いうことで。
じめじめむしむしした今日、『姑獲鳥の夏』を観るには最適かと!
とりあえず一人でショッピングして、一人でお茶して、一人でサイゼリアでご飯食べて、一人で映画を観にいってきました!!!
あれ? なぜだか涙が出てくるよ……(/_;)。(寂しいヤツだな!)
感想は、まず劇画的だった! と。
私的には普通〜に撮って欲しかった……。
小物とかセットとかは気合入りまくりでだいぶ良かったのですが、撮り方はそんなに気合入れなくて良かったんじゃないかと。もっと実写的であって欲しかったです。
あー、例えば、乱歩作品によくされる誇張的な撮り方と言えばわかりますかね。
特に嫌だったのがスポットライト……。
まあ、あれが監督の特徴だったのかな。
役者さんは、個性溢れていてだいぶ良かったのですが、何しろ原作の大長編を2時間に押し込めているでしょ。個性が全部出し切れていない気がしました。
京極堂くらいかなあ、満足に個性が出ていたの。
堤真一さんはだいぶ良かった!! 私は文句ない。
関口はもっとしゃべって、もっと感情とか表情を出した方が良かったんじゃないかな? 永瀬正敏さんは嵌っていたけど。
敦子役の田中麗奈ちゃんと榎木津の阿部寛さんと木場修役の宮迫さんの三人は、よく話の輪郭を保ってくれていた。
この三人がいなかったら、ツライ。
久遠寺涼子役の原田知世さんはお上品すぎるー。もっとイっちゃって欲しかった。キィーー!!って。
とにかく配役はやはり良かったと思います。
あ、京極先生、けっこう出ていましたよ。でも、あんなに顔の形を誇張する帽子を被らなくてもいいじゃない……。逆に隠してー隠してー隠してー(>_<)
あとは、そうだー、眩暈坂。
結構緩やかな坂でした。私のイメージでは、急で、長ーい感じ。そんで映画みたく土塀に瓦はのっかってなくて……って、原作では瓦のっかってるんだっけ?
でもよくよく考えてみると、坂の途中で逆勾配になってるのなら、映画の坂のようでなければいけないわけだ。
うーむ。映像化って難しい。
久遠寺医院はイメージ通り。素晴らしいセットでしたよ!!
とにかく、この映画のセットや小道具はかなり細かいです。牧朗の日記も素晴らしい。
誰? あれ書いたの……、と、セットに関しては話しは尽きない感じです。
まあ、この作品に関しては、原作があまりに凄すぎるので、映画を観てから原作を読む方がオススメかも。でないと、映画が見劣りしちゃう。
そんな感じー。
けっこう語りましたねぇ。
私は基本ハリウッド映画万歳な人なので(単純……)、この作品はちょっと難しかったです。イケメンも出てこないし〜。もこみち出せよぅ(苦笑)!
あ、そういえばお土産に『邪視守護札』買ってきました! 携帯の画面に貼るガードシールなのですけど。
「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君。」
と書いてあります。……裏紙に!↓
ブックカバーも欲しかったのですが、売ってなかった〜。残念。