てるてるささら

やっとプライベートがひと段落〜、と一息つこうと思ったら、今度は仕事の方が月次決算に突入してしまいました。
初月次決算だったので、ちょっとてこずる。


加納朋子さんの『ささらさや』と『てるてるあした』を読みました。
後輩に「何か良い本知っていますか?」と聞かれ、その子には加納朋子さんが合いそうだと感じてお勧めしたところ、見事にはまってくれ、未読だった上記2作品を逆に貸してくれたのです。(毎度ながら購入でなくてごめんなさい)


先に『てるてるあした』を読了したのですが、さすがですね〜。自分の中ランキングでは、かなり上位!
てるてるあした、というフレーズがホントに素敵^^
謎のちりばめ方もツボ。
主人公の成長の度合いもリアルだし。
特に加納作品って、こんな現実的だったっけ? と思うくらい現実の厳しい側面も描いているのがこの作品の特徴的なところでしょうか。
あとクライマックスの盛り上げ方が好き! でした。
特にお母さんが登場するシーンは頭の中に映像が出た!


『ささらさや』は、かねてよりの評判は耳にしており。
こちらのほうが加納先生〜、っていう雰囲気を醸し出していますよね!
三婆がスパイスですけど。
私は子供がいないので、母としての立場というのはいまいち分かりかねますが、小さい子供のお母さんには是非読んで頂きたい作品だと思います。
なにか……失われてしまったものが入ってます。いろいろ。
しかし、旦那ができた男すぎるよ!

てるてるあした (幻冬舎文庫)

てるてるあした (幻冬舎文庫)

ささらさや (幻冬舎文庫)

ささらさや (幻冬舎文庫)