島田荘司『斜め屋敷の犯罪』を読んで思うこと

久々のミステリ。
原点回帰!


実はディズニーやめるとき、この本は一度処分しているの。
27歳くらいのときかな。
何をやってもうまく行かず、いろいろリセットしたいと思って、サイン本、綾辻・有栖川両先生の本、その他気に入っていた本以外はほとんど処分しちゃった。
島田先生の本は御手洗シリーズファンの友人に譲りました。


不思議なことに、この時処分した本、今では集めなおしたりしているんですけどね。
やっぱり好きだったんだろうね。けっこう後悔してる。


で、今回『斜め屋敷の犯罪』も買い直したりしてるんだけど……。
さいっっこうに面白かったよ!!!!
まごうことなき本格ミステリで、シチュエーションも館も御手洗も謎も、なにもかも最高。
こういう本をたくさん読みたいと切に思う。


というか、綾辻先生の『十角館の殺人』でミステリに目覚めたときからずっとこういうミステリを探してる。
読むと謎に胸がきゅんきゅんして、探偵の行動に手に汗握って、謎解きで驚愕して。
そういうのをもうお腹いっぱい食べたいです。


いつからかライトノベルが勢力を拡大してきて、ミステリもちょっと軽い感じがしてきて、肉食な本格ミステリを読めなくなってきちゃったかなという感じがしてて。
私が知らないだけかもしれないけど。


今回本作を読んで改めて私ってミステリ大好きじゃね!?
って確認することができました(笑)。
これからは新旧含めて、マイペースに好きな本を探していきたいと思います。
(ちょっとね、流行っている作品とか作家に流された感じがある。エラリー・クイーンも全部読めてないし(汗)、改めて古典を読んでみるとかしたいな)。

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)