電車押し救助

うーん、結局私にはブログの方が書きやすいかも。
もう10年以上書き慣れてるしねー。


で、最近珍しい体験をしまして。
先日ニュースにもなった南浦和駅での電車押し救助の件です。
あれ、私も偶然現場に居合わせており、たぶん写真にも写ってる。
なんでもない、よくある人身事故だったはずが、あの写真があったことにより瞬く間に世界中に配信され、人々を感嘆させたという驚くべき出来事でしたよね。


あの場に居合わせた人にとってはなんでもないことだったと思うのですよ。
え? 大丈夫? 私も押すけど! みたいな。
記者の方の劇的なショットっていうものはこうも広まり、人々を感動させるもんかと驚きに絶えません。写真のちから……。


当時、私が体験した流れを記すと、駅に停車したまま電車が動かなくなってしまったのです。
車外もなんかざわざわしてる。
複数の駅員さん猛ダッシュでやってきまして、最初「急病人の救護活動を行っております」ってオブラートに包んでいた車内放送なのに「人が挟まれてますっ!」とか突然声上げはじめ。
隣の車両でしたが私の座っていたところから近かったので、その放送を聞いて恐ろしさに震え、聞かなかったことにしよう! としたのだけど、いざその車両みたら、なんとすっからかんなのね。
ただ事じゃないわ! と思ったね。


で、お外で車両を押すみたいなことになってて私も慌てて外に出て協力しようと思ったら、すでに車両がものすごく傾いて、「救助できたー!」パチパチパチみたくなったので、私は拍手には参加しといたたよ。 よかったね!!って。


……え? 押してないです。
ええ。押そうと思って張り切って出たところを激写されただけっス。
隣の車両の方たちは一致団結してえらかったなと思います。
まあ、それというのも、駅員さんがまず必死で救助しようとしていたから後が続いたんだと思いますけど。
がんばっている人がいたら助けてあげたいって思う心はみんな持っているでしょ?


ということで、その後はすぐに運転再開したのですが、私は電車の傾きっぷりをみているだけに、車両点検しなくていいのかな。。と少し心配になりながら乗り続けましたとさ。


おわり。


……おまけ。
それより何より驚いたのが、私の隣に座っていたお姉ちゃん。
音楽ボリューム大で聴いてて、めっちゃ漏れてるよーと思ってたのだけど、救助活動に気がついた途端、座っていた座席に荷物を置いて躊躇うことなく現場に駆けつけていったのよ。
え? 荷物? 
って思ったんだけど、あれって座席確保? 人命優先?
まあ、バッグも盗まれることなく、お姉ちゃんも戻ってきて何事もなかったかのように再び大音量で音楽聴き始めたんだけどね。
ボリュームに難点はあるものの、躊躇うことなく飛び出していった彼女は立派だったと思います。
回りの人はまごまごしてたので。